コラム
おお麻Q&A
ヘンプ(hemp)とは?
日本語で大麻(たいま・おおあさ)というアサ科の一年草で学名を“Cannabis Sativa L”(カンナビス・サティバ・エル)と言います。約110日で高さ3~4メートルにまで成長し、茎の直径は2~3cmとなります。原産地は中央アジアと考えられ、現在では世界各地に分布しています。
日本では?
麻とは『大麻』のこと。同じ麻という文字を使う植物には亜麻(あま)・苧麻(ちょま)・黄麻(ジュート)・洋麻(ケナフ)・マニラ麻・サイザル麻などがあ りますが、植物学的類縁はありません。大麻は繊維・種子を取るために栽培され、縄文時代の遺跡からも発見されています。1948年、第二次世界大戦後の GHQ占領下において『大麻取締法』が制定されるまでの何千年もの間、日本各地で栽培が行われてきました。
なぜヘンプ?
1、環境負荷が低く、栽培管理が簡単。
→農薬・化学肥料を必要とせず、雑草や害虫に強い。
→単位面積当たりの収穫量も多い。
2、利用価値が高い。
→衣類・建材・紙・燃料・化粧品・食品・プラスティック等の生活用品が製造可能。
3、日本の風土や文化に関係が深い。 →麻という言葉は古来より大麻のことを指し、織物や紐、縄の原料として栽培されてきた。
また、地名・人名にも多く使用されている。
ヘンプで地球を救えますか?
残念ながらヘンプだけでは地球環境問題を解決することはできません。 しかし、バイオマス(太陽エネルギーにより水と二酸化炭素から生成される生物。持続可能再生資源)のひとつとして活用することにより、様々な取り組みを始めるきっかけとして貢献できると考えられます。
麻の実は食べられますか?
もちろん食べられます。七味に含まれる薬味のひとつです。
特徴は?
美容と健康に欠かせない必須アミノ酸と必須脂肪酸がバランスよく含まれ、銅・鉄・亜鉛なども豊富に含まれます。コレステロールのバランスがコントロールされることで血液がスムーズに流れ、動脈硬化の予防になります。さらに頭の働きをよくし免疫力を高める不老長寿の食材でもあります。
麻の実の利用方法は?
一日あたり、35g(約スプーン大さじ3杯)を目安にどうぞ。
ふりかけ:ゴマ塩と混ぜてご飯に。パスタ・カレー・サラダ・ちらし寿司などにそのまま。
コロッケ:ゆでたジャガイモと混ぜて揚げる。 パン・クッキー:自家製のパンやクッキー、その他のお菓子に。
大麻はマリファナ?
違います。マリファナの原料ではありますが、植物そのものはマリファナではありません。
薬理作用の専門用語は何ですか?
大麻(たいま)=大麻草という植物のことをさします。
マリファナ=大麻の雌株の花穂を乾燥させたものです。
ガンジャ=マリファナの別名。東南アジアでよく使われています。
カンナビス=ヘンプの学名です(カンナビス・サティバ、カンナビス・インディカ)。
カンナビノイド=ヘンプに含まれる成分の総称。約40種類が確認されており、THC・CBD・THCA・CBDAなどがあります。
THC=カンナビノイドの一種であり、もっとも向精神作用を持ちます。産業用ヘンプはこのTHCがほとんど含まれていない品種です。またTHCを含む品種は近年、医療大麻として注目されています。
CBD=カンナビノイドの一種であり、THCのない品種(産業用ヘンプ)に多く含まれます。
THCA=テトラヒドロカンナビノール酸。THCの前駆物質で喫煙時にTHCに変化します。
CBDA=カンナビジオール酸。CBDの前駆物質で、産業用ヘンプのことをCBDA株・CBDA種と呼ぶ場合があります。

